何を信じているかを変えるなら   

A CHANGE OF BELIEFS


しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、

罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、…。(エペソ2:4~5)


 23歳のジェニーは見た目には快活で可愛いいクリスチャン女性です。彼女は両親から

愛され、良い教会にも通っていたが、しかし彼女の内面は綻んでおり、鬱積された感情で

一杯であった。彼女は大学を卒業し切ることが出来そうにもなく、また現在の仕事もまさ

に失いかける状態であった。それだけではなく、彼女は数年間続いている摂食障害の中に

あり、それに対する医療的治療も何の効も奏さない状態だった。


 私はちょうどその時、ゼミの学生のための1ヶ月の修養会を計画していて、彼女はゼミ

の学生ではなかったが、何故か彼女はそこに参加することが必要であるという感じを持っ

た。そこで私は彼女に参加を呼びかけたところ、意外なことに、彼女はそれに同意してく

れたのである。


 修養会の場所に着くと、暫くして私は彼女を招き、こう言った。「ジェニー、私は君の

言動を変えるためにここに招いたのではないよ。君の言動に何か問題があるからではない

からだよ。」すると彼女は、「私はいつも私の言動に問題があると言われ続けていたの

に。」と言って、私の言葉に驚いたようだった。


 「私は君の言動にはそんなに心配はしていない。私が気にかかるのは、君の信念、君が

何を信じているかということについてだよ。私は君が、神と君自身がキリストにあってど

ういう者であるのかということについて、君が思いを変えられるようにと祈って来たん

だ。君は駄目な者なんかではないよ。君は神の子供であって、この修養会に来ている他の

誰と比べても、それ以下でもそれ以上でもないのだよ。私は君がそのことを信じ始めてほ

しいと願っている。何故なら、それは真理だからね。」と、私は彼女に伝えた。


 彼女は初めてこれまでの歩みの中で、自分があるがままで神様に認められている存在で

あることを実感し、それ以来、その1ヶ月の修養会の中で、彼女は大きく変わって行った

のです。彼女を取り囲む状況は変わらなかったが、彼女自身に大きな変化が起こったので