Please reload

これまでのメッセージ

主日礼拝メッセージ:金子辰己雄師

 

 【聖書個所】

創世記1:28~30、9:1~17

【タイトル】

神のかたちの完成目指して(10)「平和な食卓の管理」

【本論】

 神様は天地万物を造り、最後に人間を造って祝福して、次のように言わた。

Ⅴ28:「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と。

 「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。」と、数多くなって増えて行くためには、私たちは食べて生きて行かなければならない。そうしなければ、地を満たすことが出来ない。そのために、神様は私たちのために食物を用意してくれた。「…。『見よ。わたしは、全地の上にあって、種を持つすべての草と、種を持って実を結ぶすべての木をあなたがたに与える。それがあなたがたの食物となる。』」(Ⅴ29)とある通りに。

 

 しかし、この食物としての植物は、私たち人間だけのものではないことが次に記されている。

Ⅴ30:「『また、地のすべての獣、空のすべての鳥、地をはうすべてのもので、いのちの息のあるもののために、食物として、すべての緑の草を与える。』そのようになった。」

 私たち人間を含め、今日肉食動物と言われているライオンから始まりモグラのような小さな動物に至るまで、初めに神様が動物を造った時、すべての動物は草食動物だった。では私たち人間も含め、いつ今日の肉食動物が文字通り肉食動物になったのだろう。それが創世記9章に記されている。

創世記9:1~3:「それで、神はノアと、その息子たちを祝福して、彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。野の獣、空の鳥、─地の上を動くすべてのもの─それに海の魚、これらすべてはあなたがたを恐れておののこう。わたしはこれらをあなたがたにゆだねている。生きて動いているものはみな、あなたがたの食物である。緑の草と同じように、すべてのものをあなたがたに与えた。」

 これはノアの洪水の後にノアの家族に対して神様が語られた言葉。この個所にあるように、私たち人間を含め、今日の肉食動物が文字通り肉食動物になったのはノアの洪水以降である。

 神様は、アダムとエバが罪を犯してから、二人をエデンの園から追放した。それ以来、地上には人類が増え広がったが、同時に悪も増大した。そのため、神様はノアに箱舟を作らせ、彼の家族と地上の動物の一番(つがい)だけを箱舟に入れ、洪水によってその他のすべての動物を滅ぼし、そして洪水が終わって地上に出て来たノアとその息子たちに対して契約を結ばれた。それを「ノアの契約」と呼ぶ。このノアの契約では、初めに神様がアダムに対して「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と言った管理命令、それを「エデン契約」と言うが、そのエデン契約と殆ど変わることのない命令が繰り替えされている。しかし、エデン契約とノア契約とでは大きく異なる個所がある。それは、「野の獣、空の鳥、─地の上を動くすべてのもの─それに海の魚、これらすべてはあなたがたを恐れておののこう。」という個所である。

 ノアの契約には、エデン契約では記されていなかった人間に対する恐れが生じると記されている。この違いはどこから来たのか?―それは、アダムが罪を犯した結果、それまではアダムの管理の下ですべての動物は人間と植物を食物として平和なうちに分け合っていた。それが神様の食物に対する管理命令、私たちの使命であった。ところが、私たちが罪を犯して以来、食物を平和な状態で動物と、また人間同士で分け合い管理して食べるというそれが出来なくなり、食物管理、言うならば食卓管理において混乱と悪が増大して行ったのである。動物と人間との間に、それだけではなく、人間同士の間でも、支配と恐れが生まれ、文字通り弱肉強食の世界になったのである。それが今日の世界である。

 

 そして、その争いは、単に食物に関わる戦いだけではなく、結局生きるための、何をどう考え、何をどう大切なことととして扱うのかという価値観の違いにおける戦いに行き着くのです。パウロはそのような戦いについてこう言っている。

ローマ14:1~3:「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。何でも食べてよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜よりほかには食べません。食べる人は食べない人を侮ってはいけないし、食べない人も食べる人をさばいてはいけません。神がその人を受け入れてくださったからです。」

 これは結局、考え方、生き方、価値観の違いから来る戦いに関することであり、パウロは、それぞれが自分の考え、生き方、価値観に固執して立ち続けるならば、必ず争いが起きる。だからそのようなことが起きないように、「あなたがたは信仰の弱い人を受け入れなさい。その意見をさばいてはいけません。何でも食べてよいと信じている人もいますが、弱い人は野菜よりほかには食べません。食べる人は食べない人を侮ってはいけないし、食べない人も食べる人をさばいてはいけません。」(Ⅴ1~Ⅴ3a)と言って、互いに譲り合い、認め合い、受け入れ合い、赦し合うこと、自分の秤で相手は裁くことをしないように言うのである。

※これが、今日の弱肉強食の世界での、神様が私たちに求めている食卓の管理=仕え方ではないだろうか。イエス様もこう言われた。

マルコ10:45:「人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」

 神様は、混乱と悪が満ちた世界に平和な食卓の管理をもたらすため、この世界にイエス様を送って下さった。そのイエス様を表すしるしがノアの契約にある。

 

創世記9:8~17:「神はノアと、彼といっしょにいる息子たちに告げて仰せられた。『さあ、わたしはわたしの契約を立てよう。あなたがたと、そしてあなたがたの後の子孫と。また、あなたがたといっしょにいるすべての生き物と。鳥、家畜、それにあなたがたといっしょにいるすべての野の獣、箱舟から出て来たすべてのもの、地のすべての生き物と。わたしはあなたがたと契約を立てる。すべて肉なるものは、もはや大洪水の水では断ち切られない。もはや大洪水が地を滅ぼすようなことはない。』さらに神は仰せられた。『わたしとあなたがた、およびあなたがたといっしょにいるすべての生き物との間に、わたしが代々永遠にわたって結ぶ契約のしるしは、これである。わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。わたしが地の上に雲を起こすとき、虹が雲の中に現れる。わたしは、わたしとあなたがたとの間、およびすべて肉なる生き物との間の、わたしの契約を思い出すから、大水は、すべての肉なるものを滅ぼす大洪水とは決してならない。虹が雲の中にあるとき、わたしはそれを見て、神と、すべての生き物、地上のすべて肉なるものとの間の永遠の契約を思い出そう。』こうして神はノアに仰せられた。『これが、わたしと、地上のすべての肉なるものとの間に立てた契約のしるしである。』」

 裁きを免れるための契約のしるしとして描かれている「虹」、これがイエス・キリストの贖いのしるしである。虹は外から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色からなっている。その中の、赤、青、紫は、モーセ契約で言うならば、赤、青、紫の撚糸で縫われた亜麻布の覆いと、その上を赤くなめした雄羊の皮で覆う幕屋を指し示す。だから、ノアの契約の中の「しるし」とされた虹は、イエス様の贖いを示すしるしでもあるのである。

【結論】

 神様は、私たちの罪のためにイエス様を十字架に架けてくださった。私たちはそのしるしを虹に見る。だから、私たちはその虹を見上げ、私たちに平和な食卓を回復して下さった一方的な恵みの契約を思い起こし、互いに愛し合い、赦し合い、認め合い、尊敬し合い、仕え合って私たちも平和な食卓の管理をしよう。

―祈り―

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

© 2015-2019 by Sunrise Christian Center Misato Yoshikawa Church

大きな幻を持ち、小さいことにも忠実に、・・・主の愛に生きる教会

 Big enough to vision and small enough to care, ...living in the love of our Lord.

  • Twitter Social Icon
  • c-facebook
This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now