主日礼拝メッセージ:金子辰己雄師

【聖書個所】

Ⅰテサロニケ5:16~18:

​【タイトル】

「主に在る私たちに神が望むこと」

【序論】

今日のみことばは、私たちにとって馴染みのあるみことばです。「い

つも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」と、暗唱出来るほど、また、♪いつも喜び、絶えず祈り、すべてのことを感謝しよう♪と賛美出来るほど良く知られているみことばです。しかしこのみことばは、ただ「良く知っています。」、「賛美してます。」とかいう程度のみことばではなく、このみことばに込められている、この書簡を書いたパウロの思い、また、「これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられること(これは「キリスト・イエスに在る私たちに神が望んでいること」ということ)です。」(V18)とあるように、「キリスト・イエスにある私たち」つまり「主にある私たち」に対して神が望んでおられることを本当に知るならば、このみことばは、重要なみことばなのだということが分かる。

​ では、パウロはこの手紙をどんな思いをもって書いたのか、また、神は主に在る私たちにどのような望みを持っているのか、この手紙の背景に触れながら、メッセージに入って行こう。

【本論】

 パウロは、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。」というように、3つのことを命じている。そして、そこには共通しているものがある。それは何か?―それは、「無条件で」ということです。

・「いつも」:(ギ)パントーテ=「パン(あらゆる)」+「トーテ(その時)」。⇒「あらゆる時に、すべての時に、どんな時にでも」というよう 

 に、「時に関して無条件で」ということ。

・「絶えず」:(ギ)アディアレイパトース=「ア(「ではない」という否定を意味する接頭語)」+「ディアレイパトース(中断、休止)」⇒「中断

 することなく、休むことなく」というように、「状態に関して無条件で」ということ。

・「すべてのことについて」:(ギ)エン・パンティ:文字通り、「何に関して無条件」でということ。

 どうしてパウロはこのように、無条件で、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて、感謝しなさい。」と言うのか?―それには、パウロがこの手紙を書かなければならなかったこの時のテサロニケ教会の霊的状況を見なければならない。簡単にそれを見てみよう。

​ テサロニケの教会は、パウロの第2次伝道旅行によって開拓された教会で、詳しくは使徒17章に記されているが、簡単に説明すると、パウロとシラスは、トロアスからマケドニアに渡って来て、ピリピの町で最初に伝道し、そしてアムピポリス、アポロニアという町を通って、この地方の首都であったテサロニケにやって来た。そして、何