2021年6月13日(日) 主日礼拝メッセージ:金子辰己雄師

【聖書個所】

ローマ15:13

​【タイトル】

「信仰による望みの持つ力」

【序論】

 ローマ書は16の章からなり、パウロがローマに住むクリスチャンに

向けて書かれた書簡で、彼は先ず1章~11章で主に教理的なことを書

き、例えば、1章~3章では罪について、3章~5章では神の義、6章

~8章では聖め、そして9章~11章ではイスラエルと異邦人に対する

神の選びと救いの計画について書いている。そして12章から14章に

かけては、その教理に立った信仰生活、教会生活のあり方という実践的

なことがらを記している。だから、「~しなさい」、「~してはいけま

せん」、「~すべきです」というように、命令や勧めの言葉が多く目に付くのである。そして、今日開いた15章と16章は、この書簡のまとめの部分で、パウロの個人的な願いや計画、挨拶の言葉が記されている。そして15章には、ここだけに特徴的な、パウロのローマのクリスチャンのための祈りが記されている。それは他になく、この一つの章にだけにあるのである。それも3つもあるのである。

 一つ目は、Ⅴ5:「どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。」。二つ目が今日の個所で、Ⅴ13:「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。」。そして三つ目は、Ⅴ33:「どうか、平和の神が、あなたがたすべてとともにいてくださいますように。アーメン。」である。どうしてここにこのような祈りがあるのか?―それは、前半で教理、そしてこの前の個所では多くの命令と勧めが為されているが、それを守り実行することは簡単なことではない、つまり、教会生活や信仰生活は、教理や知識では理解できても、実践するということは難しいということをパウロ自身が一番良く知っているので、彼は彼等がそれらを守り実践出来るようにと、神に願い、祈りをささげているのである。もう一度見てみよう。

Ⅴ5:「どうか、忍耐と励ましの神が、あなたがたを、キリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださいますように。」

Ⅴ13:「どうか、望みの神が、あなたがたを信仰によるすべての喜びと平和をもって満たし、聖霊の力によって望みにあふれさせてくださいますように。」

Ⅴ33:「どうか、平和の神が、あなたがたすべてとともにいてくださいますように。アーメン。」

 パウロのローマのクリスチャンに対する思いが強く伝わって来るようではないか!パウロは使徒として、また伝道者