2021年7月11日(日) 主日礼拝メッセージ:金子辰己雄師

【聖書個所】

ヨハネ13:34

【タイトル】

「イエスが愛したように、互いに愛し合う」


【序論】

 聖書のみことばはどの箇所であっても重要だが、このヨハネの福音書においては、この13章から17章は、最後の晩餐の席上におけるイエス様の弟子たちに対する告別説教と言われているところであって、その始まりの13:1にあるように、弟子たちに対してご自分の愛を余すところなく示すために語られている重要な箇所である。


ヨハネ13:1:「さて、過越の祭りの前に、この世を去って父のみもとに行くべき自分の時が来たことを知られたので、世にいる自分のものを愛されたイエスは、その愛を残るところなく示された。」

そしてその中でも、特に今日のこのみことばは、ご自分の愛を余すところなく示されたという意味で、この箇所の中心的なみことばであり、また、イエス様の愛とはどのような愛なのかということが示されている重要な箇所です。なので、今日はこの箇所から、イエス様がそこまでして示そうとされたご自身の愛について、一緒に学んで行きたいと思う。


【本論】

 イエス様は、「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。」と言われた。この中の「新しい」は、このところのメッセージで何回か語っている、時間的に古い新しいという意味の「新しい」=「ネオス」ではなく、本質的な意味で新しいという意味の「新しい」=「カイノス」です。つまり、「イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、同じです。」(ヘブル13:8)とあるように、本質的にいつも新しい、いつも変わることのない新しい戒めということです。ヨハネはそういう意味で、この戒めについて、Ⅰヨハネ2:7、また、3:11でも次のように語っている。


Ⅰヨハネ2:7:「愛する者たち。私はあなたがたに新しい命令を書いているのではありません。むしろ、これはあなたがたが初めから持っていた古い命令です。その古い命令とは、あなたがたがすでに聞いている、みことばのことです。」


Ⅰヨハネ3:11:「互いに愛し合うべきであるということは、あなたがたが初めから聞いている教えです。」

※このように、この「互いに愛し合いなさい」という教え、戒めは、イエス様とともに最後の晩餐を共にした弟子たちだけではなく、今日のイエス様の弟子である私たちにとっても、いつも変わることのない、永遠に新しい教え、戒めなのです。


◎今日は、この重要な教え、戒めをさらによく理解して、そしてそれを守り行うことができるように、この「互いに愛し合いなさい。」ということをイエス様がある律法の専門家との間で行われた問答の中から学んで行こうと思う。それはルカ10:25~37です。所謂、「良きサマリヤ人」の譬え話として語られているところです。